安全な仮想通貨取引所
2017年に韓国の取引所がサイバー攻撃を受けて、90億円の被害を受けたことが話題になるなど、仮想通貨取引所の安全性は一層求められています。
実際に日本でもマウント・ゴックス社のビットコインが消失した事件があり、今でも預けていたビットコインが戻ってこない被害者が多く存在しています。
さらに2018年に入ると1月26日にコインチェックがハッキング被害に遭い、顧客資産のNEMが580億円分盗まれるという事件が発生しました。
コインチェックによる補償が発表されましたが、取引所の選定にはさらなる安全性が求められています。
安全性を確保するためには、主に以下の4つのセキュリティ対策があります。
⑴二段階認証
二段階認証とは、通常のログインIDとパスワードに加えて、さらにその時々で変わるパスワードの入力が必要になることを言います。
二段階認証には、「Google Authenticator」というグーグルのスマホアプリを利用することが多いのですが、30秒ごとに変化するアプリに表示される6桁の数字がパスワードになります。
リアルタイムで変化するパスワードになりますので、安全性は高いと言われています。
二段階認証をしておけば万全であると断言することはできませんが、安全性を大幅に高めることができるのは間違いありません。
⑵補償
不正ログインや不正出金による被害にあったときに、取引所によっては保険会社と提携して、補償を提供している場合があります。
このような補償があると、万が一の際にも安心することができます。
⑶コールドウオレットによる預り金の管理
「コールドウォレット」とは、インターネット上に繋がっていないウォレットのことで、ペーパーウォレットとも呼ばれています。
オフラインでの管理になるため、ハッキング被害に合う恐れがなく、非常に安全な仮想通貨の管理方法として知られています。
ユーザーからの預かり金をコールドウォレットに管理しておくことによってハッキング被害を防止することができます。
⑷SSL化
SSL化(Secure Socket Layer)することで、データ通信を暗号化することができます。
SSL化されたサイトは、プロトコルが「http」ではなく「https」で表示され、URLの一部が緑色で表示されます。
「フィッシング詐欺」と呼ばれる、本物にそっくりな偽サイトにIDやパスワードを入力してしまった結果、パスワードが盗まれてしまうという被害も多発しています。
本物のサイトがSSL化されていれば、サイトのURLの一部が緑色になっているかどうかで、偽サイトかどうかを見分けることができるため、SSL化はフィッシング詐欺にも効果的であると言われています。
2に続く>>>安全に仮想通貨デビューする方法。